聞えにくいですか?
んなわきゃない
前にも似たようなことを書きましたがもう少し詳しく掘り下げたいと思います。
題名のこのセリフですが、どれだけ音楽と言いますか、エレキベースというものを知らないかが透けて見えますね。分かりやすい例としてレゲエを聴けば分かると思いますが、ベースがボンボン主張してますよね。それすら知らないわけです。そして「ベースって聞えないよね」って印象を持っている人は普段そういうバランスの悪い曲しか聞いてきていないんだろうなと言うのも分かります。
まあラウドネス曲線、人間の耳の周波数特性の観点からみると確かに聞えにくいというのは科学的にも証明はされてますけど、今回の話はそういうレベルの問題ではないと思います。蛇足ですがこの特徴を理解している方がギターやベースの音作りに関して未来は明るいでしょうね。
※100Hzから下が圧倒的に聞えにくくなっており、ベーシストが可哀想なことに。。
音楽リスナーには大きく分けて2種類あります。
まずは受身型リスナー。要するに自ら好みを音楽を探しに行ったりすることはなく、オリコンチャート、もしくはTV,CMなど、メディアから発信されて勝手に耳に入ってくるものだけ聞いて(聴いてとは書きません)それに満足してしまっている人です。井の中の蛙というのでしょうか、、自分もドラムを始めたときはまさにこの状態でした。
前の記事の繰り返しになりますが、「俺何でも聴くよ(TV,CMで聞くようなやつ)」というセリフをメディアの発信にどっぷり浸かってしまっている人は平気でこのようなことを言ってしまいます。
そういう人達にアル・ディ・メオラが良いとか言っても「は?何それ?」で終わるかもしれませんので、もちろん言いませんし「お前はメディアに毒されている!」とかわざわざ指摘もしません。
あのビートルズだって全世界の人間に愛されてるわけではないですから、感じ方は自由なんですよ。僕は好きです。
次に能動自立型リスナー。文字通り、自ら何か良い音楽は無いのか探し回る人です。世界中で毎日色んなミュージシャンが新曲を発表し、CDとして発売、オンライン配信されています。はっきり言ってそれらを本当に網羅しようと思うなら、同じミュージシャンの同じ曲をリピートして聴いているヒマなんかありません。それでも繰り返し聴いてしまいますが。。どちらが悪いとも思いませんけどね、もちろん。
日本だけでもインディーズにまで目を向けると本当に色んなバンドがあります。そしてそれらを聴きあさっている人のアンテナは非常に鋭い。。